海外バイナリーオプションに引っかかってしまったら？

先日、夜中に友人からこんなLINEメッセージが入りました。「やられた！やられたよ！海外バイナリーオプションで酷い目にあった！」とのこと。「ええ？！いつ？！」と聞くと。まだ２日前のことなんだそう。あまりに悔しくてやけ酒飲んでる最中に私にメッセージ送ってきたらしいです。よくよく話を聞いてみると…なるほど、たしかにこれはやられてますわあ…という内容でした。

FXで失敗し、甘い言葉に釣られて…

彼はもともとFXをずーっとトレードしていたんですが、今ひとつ儲かっていませんでした。基本的にトレードの「軸」が定まっておらず、遅い損切りと早すぎる利確によってお金を少しずつ失ってしまっていたんです。それで私は、一旦国内バイナリーオプションに引っ越しして、小さいリスクで堅実に儲かるクセをつけたらどうか？と以前からアドバイスしていたのですが…どこでどう間違ったのか、バイナリーオプションはバイナリーオプションでも、よりによって危険な海外バイナリーに手を出してしまったのです。

海外バイナリーオプションの公式サイトにはいかにも簡単に儲かりそうな、そしてたくさんのボーナスが条件ナシに受け取れるような文言が並んでいます。しかし、皆さんもご存知の通り、これらは全てウソ。デタラメですよね。口座内の数字が増えたように見えてもそれは出金できないお金ですし、取引システムも公正さとは程遠いものです。おまけにいつでも逃げられるように日本には事務所はおかず海外にペーパーカンパニーがあるだけなんですから…。

案の定彼も出金の段階でトラブってしまい、何度メールや電話をするも最終的に繋がらず、音信不通になってしまったんだそうです。しかも会社からのボーナス全てをつぎ込んでしまったようで被害額は８０万円にも！あまりに哀れで私も掛ける言葉が見つかりませんでした…。

弁護士に相談するも的を射られず

彼は翌日すぐに弁護士に電話で相談したそうですが、あまり的を射たアドバイスはもらえなかったそうです。相手が詐欺だと断定するには材料が少なすぎますし、とにかく身元がわからなすぎる。警察に刑事事件として訴えても相手が海外にいるのでは手が出せないだろうという話だったそうです。弁護士的にも民事でやるには相手と直接話しができる環境にないと難しいとのことで、残念ながら泣き寝入りとなってしまうのではないか、とのことでした。そもそも海外バイナリーオプション業者は日本の法律に縛られていませんからね。それを日本の法律のプロである弁護士になんとかしてもらおうと思っても無理があるのかもしれません。日本国内にいながらにして、海外の業者と取引をするというのは、自分が実際に海外に出掛けて行っているのと同じくらいのリスクがあるんですね。

初めっから近づかないことが一番！

この友人とはその後何度か話をしましたが、結局は「海外バイナリーなんて初めから近づかないのが一番！」という結論になりました。なんというか地雷みたいなもんなんですよね。上におもちゃやお菓子が乗っけられていて、子供を標的にする極悪非道な対人地雷。それと同じようなもんなんです、海外バイナリーオプションっていうのは。皆さんもとにかくバイナリーは国内業者で取引するようにしてください。当サイトで紹介しているようなヒロセ通商やバイトレ、みんなのバイナリー、IG証券などであればトラブルは全く心配いりません。海外バイナリーは見かけだけ派手な詐欺集団ですから完全無視するのが一番なんですね。