バイトレ攻略法はこれだ！ ラダー編

勝率100％の攻略はないですが…

今回は国内バイナリーオプション業者「バイトレ」の攻略法を解説していきたいと思います。たしかに勝率100％の必勝法はありませんが、トータルで損益をプラスに持っていくための方法や、少しでも合理的で効率の良いトレード方法というのはたしかに存在するのです。このシリーズではラダーオプション、レンジオプション、タッチオプションの三種類の取引方法が揃っている通常のバイトレでのトレードを前提に話を進めていきます。バイトレ1000を利用してらっしゃる方は「ラダーオプション」の解説内容を参考にして頂ければと思います。それではまずは第一回、ラダーオプション編のスタートです。

ラダーオプションを攻略！

バイナリーオプションで最も基本となるラダーオプション。相場の上下の方向を当てるだけという単純ながらトレーディングの最も基礎となる部分の実力が試される奥の深い取引方法です。

ところでバイオプには未来チャートというツールがあります。この未来チャートでは複数のテクニカル分析を同時に行い、それぞれの分析結果が売りなのか、買いなのかを表示することができます。つまり、たくさんのテクニカル分析が買いを出している時は上方向のラダーオプションを買い、逆に多くのテクニカル分析が売りの判断を示している場合は下方向のラダーオプションを買うのが正攻法ということになるわけです。

しかし、今回オススメしたいのは、この未来チャートが「間違えるタイミングを狙う」というものです。つまり未来チャートのシグナルとは逆の方向へポジションを建てる方が儲かるタイミングがある、という意味ですね。

テクニカル分析の多くは統計学的に優位であるという実績のもとに今日まで生き残ってきました。つまり帰納的な観点から有用であると広く認識されているわけですが、決して勝率100％のテクニカル分析手法は存在しません。つまり、間違うことも多いわけです。また、それぞれのテクニカル分析手法の有用性はあくまでも単品での評価であって、複数の手法を組み合わせればそれだけ確度が上がるというものでは決してないのです。

合成の誤謬という言葉がありますが、一つひとつは正しいものであってもそれを組み合わせると間違った結果が出てしまうというのは相場分析においてはよくあることなのです。
さて、ではこの合成の誤謬が起きやすいタイミングとはいつなのでしょうか。それはこの未来チャートにおいて分析に使用される全てのテクニカル分析が「同一の方向を示した場合」です。通常ならば最も確度が高いと思われるこの状況が実は一番危険な状態なのです。

また、この「未来チャート逆張り攻略法」の勝率を更に高める方法として、重要経済指標発表の直前のタイミングを狙う、という点も重要になります。経済指標の結果は当然ながらテクニカル分析ではなくファンダメンタル分析の範疇です。つまり言い方を変えれば重要指標の発表により動いた相場（動くであろう相場）は事前にテクニカル分析では捉えられない部分なのです。テクニカル分析に本来捉えられない部分の値動きに対して、全てのテクニカル分析が同一の方向を示す、これに逆張らなくて何に逆張るというのでしょうか。

このような状況は常に訪れるわけではありません。しかし、経済指標の発表スケジュールに合わせてその1時間前から未来チャートをチェックしていれば月に何度か絶好のトレードチャンスをゲットすることができるはずです。

次回はレンジ取引＆タッチ取引編をお届けします。