情報元によってニュースの取り扱いは変わる

ファンダメンタル分析を最大に生かすために

テクニカル分析では毎日チャートをチェックすることが大前提になるということは前にお話した通りです。そして、毎日の習慣という意味ではファンダメンタル分析についても全く同じようなことが言えるのです。

ファンダメンタル分析の元になるのは各国の経済指標や金融、経済関連のニュースです。これらの情報と実際の自分の取引、そして日々の感想を記録として残していくことが相場の読み筋にとってとても良い効果を生むのです。

情報の速度によって対応を変える

まず昔ながらの新聞やテレビニュースなどによって報道されたニュースについてです。これらのニュースに対しては即応して順張りの方向にポジションを持ってはいけません。ニュースの内容についてよく知っておくことは大切ですが、残念ながら現代では新聞やテレビニュースによる情報の伝達速度は遅すぎると言わざるを得ません。これらの情報については相場はすでに織り込んでいる可能性がとても高いのです。

また、経済ニュースなどでちょくちょく見かけるアナリストや学者の相場観というのはあてになるのでしょうか。実はこれらもはっきり言って当たるも八卦当たらぬも八卦。あまり確度が高いとはいえません。そもそも彼らは相場予測に対して一番重要な「時間軸」に対する意見をぼかすことが多いのです。上方向にしろ下方向にしろ、それがいつまでに実現されるのかがわからなければなんの価値もありません。専門家らの意見の多くは「当てること」よりも「大ハズレを避けること」の方に主眼が置かれているため、そのまま国内バイナリーオプショントレードに使っても失敗することが多いのです。

トレードに役立つ情報とは

やはりネット上に流れる情報ほど速報性が高いものはありません。皆さんが利用されている国内バイナリー会社の公式サイトでも随時ヘッドラインが流れていると思われますが、それらの情報であれば大手の金融機関ともそれほど情報を取得するのに時間的ハンディキャップはないのです。

また、twitter上にもたくさんの経済関連ニュースが速報として報道されます。twitterはスマホなどのモバイル端末でもチェックしやすいですから信頼性の高い情報配信元を複数フォローしておくといざというときに便利でしょう。

情報をどのように生かすかはファンダメンタル分析の基本です。情報の伝達が高速する一方の現代社会ではその取扱には最新の注意を要すると言えるでしょう。そして情報の取り扱いに長けた者こそ相場で勝てるトレーダーと言えるのです。