たまには息抜き　為替に関する雑学を知ろう　その①

FXはなんの略？

国内バイナリーオプションともとても関連の深いFX。同じ外貨を扱うトレードとして元々はFXの経験者だ、という人も多いのではないでしょうか。

そこで皆さんに質問です。FXとはなんの略でしょうか？知らない…という人も多いのではないでしょうか？FXとは「Foreign exchange」の略なんですね。フォーリン・エクスチェンジと発音します。

でもここで「あれ？」と思いませんか？Foreign exchangeならFXじゃなくてFEになるのでは？そう思った方、するどいです！たしかにおっしゃる通りでなぜFEじゃないんだ？という疑問が新たに生まれますよね。

実はこのFEじゃなくてFXになった理由は不明なんです。誰も知りません。ただ、アメリカなどではよくEX～のことをX～と略すことが多いのでそれにならったのだろう、という見方が一般的のようです。

ユーロが一番目！円は必ず最後！

バイナリーオプションではたくさんの通貨ペアが取り扱われています。FXの経験がある人であればこれももう同じみのことかもしれませんが多い会社だと50種類もの通貨ペアを取引することができますね。

世界的に見て代表的な国の通貨といえば、米ドル・円・ユーロ・ポンド・カナダドル・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・スイスフラン・ノルウェークローネ・スウェーデンクローナ・ブラジルレアル・南アフリカランド・トルコリラ・人民元・韓国ウォンなど15種類にも及びます。当然全てを純粋に組み合わせると105通りにもなるわけですね。

ところで、皆さんは通貨ペアを表記するときに「米ドル・円」とか「EUR・USD」などと表現すると思いますが、この左と右、どういったルールで決まっていると思いますか？もしピンとこなければいろんな通貨ペアの一覧をよく見てみてください。何かに気づきませんか？

そう、この通貨ペアの右と左には決まったルールがあるのです。まず第一にユーロは必ず左側にくるのです。つまりユーロが絡む通貨ペアのレートを表現する際には常に「１ユーロあたりの相手通貨の価値」として表されるわけです。ユーロは常に「主語」として存在するわけですね。では世界の基軸通貨と名高い米ドルはどうなのでしょうか？二番目に優先されているのでしょうか？

いいえ、そんなことはありませんね。例えば豪ドル・米ドルや、ポンド・米ドルなどなど、実はユーロ・ポンド・オーストラリアドル・ニュージーランドドルについては米ドルは右側に表現されるのです。ユーロが常に左側という話しは先ほどしましたが、次に優先されるのは英ポンド、そして豪ドル、ニュージーランドドルときて５番めがようやく米ドルなのです。

では一体なぜこんなルールになっているのでしょうか。左側にくる通貨は国力の強い順だ、と考えている人が意外と多いのですが実はこの表記ルールと国力は一切関係がないのです。実はこれは「桁数が多いから」という単純な理由から決まっています。例えば１米ドル１００円の時に、これを逆に表記すると（JPY/USD=0.01USD）となってとても見にくくなってしまいますね。これが理由なのです。

ちなみに例外もある

唯一日本円が左側にくる可能性がある相手通貨といえば「韓国ウォン（KRW）」です。韓国ウォンは１円＞１ウォンなので日本円を右側においてしまうと小数点以下のレート表示になってしまいます。ただ、円・韓国ウォンについては取扱のバイナリーオプション会社やFX会社、ニュース配信会社によってどちらが左側になるか右側になるかまちまちのようです。韓国ウォンを原資産としてバイナリーオプショントレーディングをする際はレートの見方に十分チェックしましょう。間違えて大損、なんてことになったら目もあてられませんからね。

いかがだったでしょうか。今回はバイナリーオプションとも接点の多いFXの呼び名についてや、意外と知られていない通貨ペアの表記ルールついてまとめました。為替相場に関する雑学は他にもいろいろありますからこれからどんどんご紹介していきます。トレーダー仲間との話の種にでもして頂ければ幸いです。