Swiftoptionから学ぶバイナリーオプション詐欺の手口

今日ご紹介するのは、Swiftoption（スウィフトオプション）という海外バイナリーオプション取引業者から学ぶ、バイナリーオプション詐欺の手口の情報についてです。
まずは、Swiftoptionのスペックについて確認しましょう。
Swiftoptionが採用している取引方法は、デジタル、タッチオプション、レンジオプション、ターボの4種類。
デジタル取引は、聞いた事が無いという方もいるでしょうが、通常のハイロー取引のことだそうです。
ターボ取引については、一般的には短期取引と呼ばれる、60セカンドと、2分、5分のハイロー取引。
取引銘柄は、主要な為替通貨ペアから13銘柄、株価指数として日経225やナスダック指数などの各国の主要株価指数から13銘柄、株式銘柄としてグーグル、コカコーラなど米国の著名企業を中心にして39銘柄、商品が金・銀・原油などの4銘柄で、全69銘柄となっています。
ここまでは可も無く不可もなく至って普通の業者に見えますが・・・。
問題は、運営会社。
Swiftoptionを運営しているのは、Novox Capital Ltd. という会社で、所在地は60 Regaena Str., 3rd Floor, Nicosia 1010,Cyprus となっています。キプロス、これまたタックスヘイブンですね。
そして、この会社と住所は、なんと複数のバイナリーオプション業者で使い回されています。
例えば、optionXPというバイナリーオプション会社、オプションビットという業者にも使われています。
何故、同じバイナリーオプションをいくつもの業者を立ち上げる必要があるのか？
それは詐欺などの不正目的以外では考えられませんね。
そして、運営も結構手抜き、というか非常に雑です。
例えば、Swiftoptionのホームページに、「我々について」というリンクがあって、先に挙げた会社名や住所が記載されているのですが、そのページの書き出しはこうです。
「OptionXP は、初のオプション取引プラットフォームで、投資家やトレーダーの皆さまに株式、通貨、コモディティ（商品）、エキゾチックオプション市場の指数の取引を可能にし、提供します。」
いや、あなたはSwiftoptionであってoptionXPじゃないでしょう、と言いたくなりますね。
この面白いページはコチラ
ちなみに、OptionXPの「我々について」のページはコチラ
書き出しはこうです。
「OptionXP は、初のオプション取引プラットフォームで、投資家やトレーダーの皆さまに株式、通貨、コモディティ（商品）、エキゾチックオプション市場の指数の取引を可能にし、提供します。」
はい。一字一句全く同じですね。雑です。雑すぎます。
まともな会社のすることではありませんね。
そして、こんな会社が臆面もなく営業を行っているのが、海外バイナリーオプションの実態です。このサイトをご覧になっていただいている賢明なあなたは大丈夫でしょうが、こんな稚拙な営業を行う詐欺的会社は早く淘汰されるべきでしょうね。
現在、金融庁がこういった海外の詐欺的業者が日本人を相手に営業を行っている事に対して警告を出しています。
バイナリーオプション業界の早期の健全化が望まれますね。