ポンド円・ポンド米ドルの攻め方はこうだ！

実は儲けやすいポンド円

イギリスの通貨であるポンドはかつては世界の基軸通貨として全世界で流通していました。第二次世界大戦後にアメリカドルにその立場は譲りましたが現在でもポンドはとても活発に取引されており、また値動きの激しさから国内バイナリーオプションプレイヤーのような投機家からも高い支持を集めているのです。

米ドル円やユーロドルに比べて安定感がないことは確かですが、ボラティリティが大きいことは逆に言えば収益機会が多いとも言えます。これまでポンドをけいえんしていた方も、是非この記事を読んでポンド円のラダーオプションでも勝負してみようかな、と思って頂ければ幸いです。

ポンド円のチェックポイント

ポンド相場の一番の値動き要因は政策金利です。2008年に起こった金融恐慌以降、イギリスの中央銀行は極めて低い金利で市場の安定化に努めています。しかしイギリスの金融政策は伝統的にドラスティックにその方針を変更することがしばしばあるため、インフレ気配が高まり始めるとすぐに政策金利を引き上げてくることでしょう。多くのトレーダーの頭にもそのことはインプットされていますから、今後ちょっとしたはずみでポンド円は一気に噴き上がる可能性も高いのです。

また、逆にかつてポンド相場を占う上で重要とされていた北海油田の影響力は下がっています。イギリスは北海油田によって産油国となっており原油価格の上下によってポンド価格も以前は大きく動いていたのですが近年はあまり原油相場とポンド相場との相関性は無くなってきています。あまり原油相場の値動きに振り回される必要はないと言えます。

日中の細かい値動きについてはユーロとの力関係を計るのが最も大切です。ユーロが大きく動いた場合ポンドはその動きに連れることが多いのです。ユーロレートと差が大きくなっところでその鞘を取りにいくような戦略も有用だと考えられるのです。

今後のポンドの長期展望

先ほども述べた通り、ポンドは金融政策によって円に対して大きな上昇余地を残しています。金利差を要因とする相場変動は長めの時間軸で向かうの基本ですから、国内バイナリーオプションにおいてもやや少なめの投入金額でひたすら同じ方向にしつこくベットし続ける作戦が最終的には功を奏しそうです。

細かく戦術的な部分では、ポンド円は午後４時くらいか午後６時くらいのアジア市場から欧州市場へとバトンタッチされるあたりの時間帯がもっともよく動きます。またポンド市場には中東のオイルマネーがたくさん流れ込んでいることから丸一日で見ると大きく動いても行って来いとなることが多いのです。そのあたりに気をつけながら国内バイナリーオプションにエントリーすると勝率を高めることができるでしょう。