2015年1月8日朝刊　為替を斬る！日刊トレードブログ

昨晩の結果　米ドル円・ユーロ円共に方向感を欠く展開

　昨晩の米ドル円・クロス円市場は方向感を欠いた展開となりました。昨日の夕刊にも書いた通り、ドイツの失業率発表をきっかけにユーロ円は値を下げましたが、その後の消費者物価指数についてはある程度織り込みの範囲内ということで売られる材料にはならず。5回に分けてユーロ円のローを細かく投入しましたが結果は2勝3敗と渋い結果になってしまいました。
　その後はADP雇用統計の発表はあったもののこれも夕刊にある通り、ユーロ円の動きが想定とはズレていたため取引は行わず、マインドのアジャスティングのみ行って昨日は終了。再度チャンスを待とうと思います。

トレード戦略について

　明日夜の米国本番雇用統計を控え、米ドル円の持ち高を大きく変化させようとする大口は存在しないと見ます。しかし、本日は日経オプション・ミニ先物のSQ前最終取引日ですから株価との兼ね合いでやや荒れた相場展開になる可能性も多少は考慮する必要があるでしょう。
　トレンドが出にくいためなかなかエントリーするのは難しいのですが、米ドル円は昨日高値近辺の節目である119.75や120円ジャスト、ユーロ円は141.50や141.75あたりでの弱め逆張りが有効と見ます。

　しばらく雌伏の時が続きますが粘り強く少しずつ利益を積み重ねていきましょう。