バイナリーチャートとは

顧客満足度№１

バイナリーチャートは顧客満足度№１なのだそうです。公式サイトにでかでかと書かれているからには何かしらの根拠があってのことだと思われますが、その点については特に説明はありません。顧客満足度とは言ったもん勝ちの世界なのでしょうか。本来はそうではないはずなのですが、バイナリーチャート的にはそういう物なんでしょう。あまり重箱の隅を突くようなレポートは書きたくないのですが、バイナリーチャートの公式サイトを調べてみると、あまりにも稚拙な内容が目に付きます。ただでさえあまり良くないクチコミが多いバイナリーチャートなのに、これでは早晩ブローカー業務から撤収してしまうのではないでしょうか…。既存顧客の入金しているお金のことが心配になってしまいます。

独自のヘッジング取引

バイナリーチャートの売りの一つに「独自のヘッジング取引」というのがあります。ヘッジとは「保険をかける」とか「リスクを抑える」といった意味の言葉ですが、具体的にどのような取引方法なのかが実は書かれていません。あくまでも公式サイトやＰＲサイトに記載があるだけなのです。「独自の」とわざわざ書くからには、他社にはないオリジナルの仕組みやシステムが開発されている物と思われるのですが、中身に関する説明が一切存在しないのです。
これはおそらく、ハッタリのようなものでバイナリーチャートならリスクを抑えられると勘違いした初心者や入門者からの入金をなんとかして引き出そうという虚言のような物と考えられます。独自のヘッジング取引というよりも「独自のハッタリング取引」と言えるでしょう。

謎の用語集

バイナリーチャートの用語集ページを覗いてみると、いくつか不思議な文言が見てとれます。例えばガンマ。これはオプションの価格の変化率が原資産の変動にどの程度影響を受けるかを示すギリシャ文字です。ただし、これはあくまでも国内バイナリーオプションや、その他一般的なオプションをトレードする際に必要なものであって、原資産（つまり為替レート）の値を持って直接勝敗を決定するバイナリーチャートでの取引には何の関係も無い用語なのです。他にもオプション価格の時間的減少の具合を示すセータや、インプライドボラティリティがオプション価格に与える影響を示すベガ等の説明がありますが、これらも全てバイナリーチャートでの取引には無関係な用語ばかりです。

おそらく、バイナリーチャートの用語集は、バイナリーオプションに関して全く知識の無い人間がヨソのサイトからコピーして作製しただけのものなのでしょう。専門的知識が皆無の素人が運営しているのがバイナリーチャートということなのです。