異常な相場の動きと遭遇した場合の考え方

相場には必ず急変が起こる

相場には必ず急変が起きます。外国為替の世界でも株価の世界でもそれは同じです。国内バイナリーオプションではほとんどの人が外国為替を対象にした取引を行っているわけですが、ある日突然レートの水準に大変動が起きることも不思議ではないのです。

日頃国内バイナリーオプショントレーディングをしながら相場を眺めていると「動かないなあ、方向感がほしいなあ」と感じることがとても多いと思います。しかし、相場というのはそもそも90％の時間帯は明確なトレンドは発生していないものなのです。大小の波はありますし、その波をテクニカル分析を駆使して利益に繋げることはできますが、誰の目からみても考える必要のないくらい明確な方向感というのはめったに発生するものではないのです。

外国為替レートの水準・レンジのシフトは全体の期間の約10％の期間で起こります。つまり国内バイナリーオプションのメリハリ（投入金額・トレード回数）をつけるためにははっきりと動く時には躊躇なく戦力を集中するということになりますし、逆にあまり方向感のない時には大きな金額は投入しないことを意味するわけです。

希望的観測はもたない

リスク管理については「希望的観測を持たない」ことが鉄則です。国内バイナリーオプションでは損失の額が青天井になるということはあり得ませんので、他の投資商品と比べるとかなりリスクマネジメントは簡単ということになります。

投資の世界では昔から、一回の勝負に全資金の5％以上のリスクを持ち込むべきではないと言われています。つまり100万円持っている人が一回の国内バイナリーオプショントレードで5万円以上は投入してはいけないということです。

ただ、筆者の感覚から言わせて頂くと、国内バイナリーオプションの１トレードで5％というのはリスクが高すぎると感じます。国内バイナリーオプションでは方向感を感じた際には徹底して同方向へ仕掛けますので、複数のトレード（仕掛け）をトータルしてこの「５％ルール」は適用すべきでしょう。で、あれば純粋に一回のリスクは１％までが限界だと考えるべきなのです。

相場には「もうはまだなり、まだはもうなり」という言葉があります。もうこれ以上は動かないだろうと思ってもまだまだ動くし、まだ動かないだろうと思っていると相場はいきなり動き出す、という意味です。

相場はたくさんの人々の事情や欲望を乗せて動いています。安易に逆張ったり小さなレンジ幅にこだわりすぎては国内バイナリーオプションでは生き残れないのです。