ユーロ円・ユーロ米ドルの攻め方はこうだ！

ユーロ米ドルは最大の取引高

ユーロ米ドルは「ＴＨＥ・外国為替」とも呼べる存在で世界で最も取引高の大き通貨ペアです。世界最大の経済国であるアメリカと欧州の広域共同通貨圏の間でのお金のやりとりですからそれも当然と言えますね。

ユーロ発足時はユーロ米ドルの為替レートを1.00を下回っていました。つまり米ドルの方が強かったわけですが、徐々にユーロ圏が成長し、また安定性が確保されてくるにつれユーロ米ドルは1.00を上回るレベルまで上昇してきたのです。ユーロとアメリカの間では絶えずシーソーゲームのようにお金の引っ張り合いが続いており、ユーロが強い時は米ドルが弱くなり、米ドルが強い時にはユーロが弱くなるといった現象が見られるのです。

国内バイナリーオプションにてユーロ米ドルを扱う場合も、このような点に注意しながら相場を追いかけていくと勝ちやすいと考えられるのです。

ユーロ相場を見るためのチェックポイント

前述した通り、ユーロの値動きを見る上では米国とのお金の流れにフォーカスするのが一番確実です。また、欧州時間中においてはイギリスのポンドの値動きからも強い影響を受けますのでこちらもチェックしたいところです。イギリスはユーロは採用していないものの、EU加盟国ではあります。ですからポンドが強い時にはユーロも米ドルや円に対して強い値動きとなることが多いのです。

また、先日ウクライナ問題勃発時においてユーロが不安定になったように、ロシアの動きもユーロには強い影響を与えます。ユーロ加盟国になりたいとの意思表示を示している国々も東欧には多く、ロシアとの政治的関係において地政学的なリスクとなることは十分に考えられます。ロシアのプーチン大統領は安全保障面でも強硬派ですし、突然ユーロにダメージを与えるような行動がいつ何時とられてもおかしくはありません。

ギリシャ残留でユーロはどうなる？

ここしばらくユーロの中で最も大きくクローズアップされていた話題でもあるギリシャの財政問題。デフォルトするのか否か、ユーロから離脱するのか否か、でさんざん揉めていましたが結局ギリシャ政府は新たな緊縮策をもって債権団側との合意に至りました。これによってギリシャは当面ユーロ圏に残留し続けることが確定的となったわけですが、この事はユーロ相場にどのような影響を与えるのでしょうか。

結論から言ってしまいますとしばらくの間ユーロの上値は重くなりそうです。これはユーロ米ドルでもユーロ円でも同じことです。ユーロはギリシャという大きな荷物を抱えたままでの飛行になりますからその価値は先々に渡って毀損され続けることになるでしょう。また輸出によって利益を得たいユーロ圏最大の経済国であるドイツもこのことには目を瞑り続けるはずです。

国内バイナリーオプションにおける具体的な戦略についてはユーロ円やユーロ米ドルをラダーオプションで↓方向に見続ける。上がったら「売り」の戦略が有効になりそうです。