2014年1月6日夕刊　為替を斬る！日刊トレードブログ

ユーロ円は軟調　米ドル円は切り返しを試す動き

　朝方の想定通り、ユーロ円はダラダラと下げ続ける動きとなりました。残念ながら明確な逆張りポイントまでの戻りはありませんでしたが、途中参戦であっても十分利益を得るチャンスは確保できたと思います。また、米ドル円については日中は渋い動きとなりつつも118.75レベルでやや切り返し始めており、この力が欧州時間、米国時間と継続するのかが注目されるポイントです。

今夜の想定と戦略

　ユーロについては欧州関連の経済指標がこのあと日本時間17時台にいくつかまとまって発表されます。また、イギリスのサービス業購買部協会景気指数も18：30に発表される予定で、この時間帯の動きは翌朝までのユーロの強弱に大きな影響を与えそうです。

　また、0時ジャストには米国ISM非製造業指数が発表になります。予想では前回の59.3から58.0と弱めになっていますが、ネガティブサプライズとなれば更にリスクオフムードが高まることになるため注意が必要です。しかし、逆にポジティブな結果となった場合でも原油価格の下落や欧州の政治・経済動向が現在の金融市場の注目点となっているため、あまり上方向へのエネルギーは持続しないと考えます。

今夜に向けての戦略としては引き続き、ユーロをショートするタイプのポジションが有利であると考えます。欧州経済指標、米国経済指標を睨みながらのピリピリとしたトレーディングにはなりますが、ユーロ・円だけでなく、ユーロ・米ドルのバイナリーオプションのローでも攻めてみたい場面です。