オプションコムとは

アジアに特化したオプションコム

多くの海外バイナリーオプション業者が欧州や北米でもサービスを展開しているのに対し、オプションコムはアジア圏のみで活動しているようです。公式サイトにもアジア最大の取引市場と書かれています。しかし、よくよく調べてみると英語と日本語の二つの言語しか用意されていません。韓国語や中国語が無いのが極めて不自然ですが、おそらくアジア圏重視というのは建前で、ほぼ日本でのみ顧客獲得のための勧誘を行っているものと考えられます。

設立は２０１２年。運営会社はGreen Galaxy Internationalで住所はアフリカ大陸の東に浮かぶ島国、セーシェル共和国となっています。東京を含め、他のアジア各国の所在地は記載されていません。アジア圏専門のバイナリー業者として、アフリカの本社住所だけしか記載しないという方針には疑問を感じざるを得ないところです。

取引対象は通貨から商品まで幅広い

オプションコムでは通貨以外の株式や株価指数、コモディティに商品展開の重点を置いています。株式は日本・米国の優良企業やハイテク関連企業を中心に２０社以上、株価指数も米国・日本・欧州を中心に多数用意されています。

危ない時は途中清算も可能

オプションコムではポジションの期間途中での清算を許可しています。自分の想定と違う動きとなった場合、早い段階で見切りをつけることで被害を最小限に抑えることができます。ただし、途中清算した場合はかなり目減りした金額しか戻ってはきません。途中清算はリスク管理として有効な手段ですがポジションをエントリーするタイミングには細心の注意を払いましょう。

かなり不安なサポート体制

公式サイトにはリアルタイムチャットとメールアドレスが記載されています。本来は緊急時のために電話番号も載せる必要があるはずなのですが、そのような場合はチャットで対応するという方針のようです。

ネット上の評価を調べてみても、サポート体制に対する不満はかなり多いようで、肝心な時にはチャットも繋がらないしメールの返信もないといったカキコミが多く見られます。

全体として、「いま一つピンと来ない業者」というのがオプションコムに対する第一印象ではないでしょうか。たしかに取引方法や取扱い対象など、必要最低限の機能は準備されているのですが、その一方で住所も電話番号も金融規制当局からの登録や認可もありません。実は個人が趣味で作ったジョークサイトだと言われても不思議ではないほどです。