ファストバイナリーとは

所在地はわかりません

ファストバイナリーは新興の海外バイナリーオプション業者です。会社概要をチェックすると、BS&Kennedy LTDという企業が運営を行っているとのことです。アクセス方法としては電話番号が二つ用意されています。一つは東京都内、もう一つは国番号（+44）からイギリスであると考えられます。ただし、残念ながら住所が記載されていません。日本国内に当然事務所は存在するはずですから、何かトラブルがあった時のために開示すべき情報として住所は必須のはずです。住所を記載するのを忘れているのか、敢えて故意に不記載としているのか。他の海外バイナリー業者の「やり口」から察するに、やはり後者の方だと推測せざるを得ません。

日本語が不自由？

ファストバイナリーの公式サイトを読んで見ると、なかなか意味を掴み取れない文章が散見されます。英語の文章をそのまま翻訳ソフトか何かで直訳しただけなのかもしれません。例えば
「fastbinaryでのバイナリーオプション取引は（中略）世界の金融市場に関して最も基本的な知識を持つ方々にも適しています。」
や
「fastbinaryは、（中略）当社の専門家チームによるサポート保証に従事しています。」
といった具合です。正直何を言いたいのかよくわかりませんね。上記一つ目の文章は、特に金融市場に対して知識の無い人でも安心してトレードできるということを表現したいのでしょうが、英文独特の言い回しがそのまま邦訳されているために、ひじょうに理解しにくい文章になっています。二つ目も同様ですね。

サポートは完全日本語対応となっていますが、このような公式サイトの状況を見ると不安を感じずにはいられません。特に相場に急変が起き、サポートに迅速な対応を求めたい時などファストバイナリーは混乱するのではないでしょうか。

ファストバイナリーの概要　まとめ

他の海外バイナリー業者と大きく違う点は、公式サイトの記載が、英文→邦文に訳されていると考えられる点です。通常海外バイナリー業者では、グローバルにビジネスを展開していると見せかけつつも、実は日本国内のみでの営業ということが多々あります。そのため公式サイトに記載されている文章はとても自然な日本語である場合がほとんどなのです。
ファストバイナリーの場合は故意か偶然かはわかりませんが、不自然な日本語が逆に海外バイナリー業者であることを顧客に信じさせる効果を生んでしまっています。しかし騙されてはいけません。結局は会社組織としての実態は存在しないペーパーカンパニーであることに違いないのです。