バイナリー６０の取引について

レートの更新が遅い…？

バイナリー６０にはハイロー、ワンタッチ、レンジ、短時間取引の４種類の取引が用意されています。バイナリーオプション業者としては一般的なラインナップですが、トレード用のプラットホームを確認するとちょっと不安な点に気付きます。
為替を始め、取引対象となる商品のレートは通常１秒またはそれ以下の短い単位で細かく上下します。しかしバイナリー６０の画面の動きを見る限りレートの上下がとても緩慢なのです。
これはバイナリー６０のソフトウェア的な問題なのかハードウェア的な問題なのかはわかりませんが、どちらにせよプラットホームとして十分な能力が備わっていないのは明らかと言えます。

本人確認なんか必要ナシ！

バイナリー６０では期間限定の特典として、本人確認不要で取引口座を開設できるとのことです。たしかに手軽ではありますが、これは後々トレーダー自身にトラブルとなって跳ね返ってきそうでもあります。と、いうのもバイナリー６０で大きな利益を獲得できた場合、その出金を拒否される可能性が高いと考えられるからです。

10万円を入金し、トレードでそれを10倍に増やせたとします。画面上のお金はたしかに100万円になってはいますが、バイナリー６０がこのお金をきちんと為替市場に対してカバーしているかどうかは不透明です。また、お金を払わなければならない立場となったバイナリー６０が「相手が誰だかわからないのにそんな多額のお金を渡せるか」、と逆ギレしてくる可能性もあります。
国内バイナリー業者であれば当然となっている口座開設時の本人確認は、バイナリー業者のために行われているのではなく、トレーダーの利益を守るために実施されているのです。バイナリー６０はそこを逆手にとって悪用しようとしているわけで、非常にタチが悪いと判断できます。

６分で取引開始

上述した通り、本人確認さえ省略されているバイナリー６０の口座開設はたったの６分間で完了します（公式サイト記載）。バイナリーオプションをこれから始めようとする人の中には、思い立ったが吉日とばかりに可能な限り早く取引を開始することのできる業者を選ぼうと考える人もいます。ですが、これが落とし穴なのです。やはりお金の絡む話というのは必ず法的に担保された契約書を交わさなくてはいけません。特にトレードに関しては入金と出金という双方がお金を出し入れする作業がありますから、それを国家に保証してもらう必要があるのです。
日本の金融当局の規制を受けていない海外バイナリー業者はたしかにフレキシブルなトレード環境をトレーダーに与えてくれます。しかしその自由さはトレーダーのために存在しているのではなく、業者が出金を拒むための言い訳作りのために存在しているのです。