2015年6月29日　為替を斬る！日刊トレードブログ

先週末の結果　エマージェンシー発動見極め時と読む

皆様、相場お疲れ様です。月曜日ですが…緊張感でピリピリしていますね。理由は言わずもがなですがギリシャ問題。金曜日夜中は揺れに揺れまくりでこの週末も私はニュースの精査に必死になっておりました。果たしてこれから相場はどう動くのでしょうか。

まず先週末の米ドル円ですがこちらは堅調。124円で上値を抑えられているようにも見えますが今週は雇用統計もありますしギリシャ関連がどのような展開を見せるかわからない中ではむしろ頑張ったと言えるのではないでしょうか。先週末は123.75レベルで越週となっていますね。

一方ユーロ円ですが、こちらも方向感は全く無し。一定の結論が出ると見られていたユーロ圏会合がありましたから当然動くに動けない状況と言えるでしょう。しかし下値も固くなかなかの踏ん張りを見せ、138円はキープして先週末の取引は終えています。

さて、週末はまずギリシャのチプラスさんがいきなり債権団側からの緊縮財政に関する提案を国民投票にかけるとぶちあげてしまいました。何も聞かされていなかった債権団側はこれに驚愕するとともに大激怒。更に1ヶ月の支援延長をギリシャが要請してきたのですがこれを蹴り飛ばし「国民投票は無駄。債権団は提案を取り下げる。取り下げた提案に対して国民投票をしても意味はない」と一気に態度を硬化させてしまったのです。

ギリシャはずっと瀬戸際戦略を続けていましたがここにきてそれが通用しなくなってしまいました。これでデフォルトはほぼ確定。あとはギリシャがユーロ圏に残留するのか脱退するのかがポイントになりそうです…。

ギリシャは週末から銀行で取り付け騒ぎが起き始めており、月曜日からは資本規制導入＆ホリデーバンクとなることが決定しました。ギリシャ国民は自分たちの選んだ首相に対してどのように考えているのか…。いよいよツケを一気に払わされる時が来てしまったようですね。

国内バイナリーオプション　トレード戦略について

ここからは徹底的にユーロ円ラダーオプションを上方向に構える方針です。リスクオフインパクトから日本時間ではいきなりユーロは大きく売られてしまいましたが、このままギリシャが土下座してデフォルトを回避するにしても、逆キレしてユーロを脱退するにしても、ユーロ自体の価値は上昇するはずです。一時的に下がってもしばらくの間は方針を変えるつもりはありません。これで勝てるとかなり強く確信しています。