ビットウィンとは

新進気鋭の海外業者

ビットウィンは昨今の海外バイナリーの盛り上がりの波に乗る形で登場した新しいバイナリーオプション業者です。公式サイト上の特徴としては、バイナリーオプションの商品説明について、通常のオプション取引と比較している点が大きく他社と違う部分と言えます。
ただし、その説明内容は若干「？」と感じる記述も多く、例えばアメリカンタイプとヨーロピアンタイプの説明などは、通常の（バイナリーではない）オプションの権利行使についての説明であって、バイナリーオプションとは何の関係も無い文章です。おそらく、これを記述した人がバイナリーオプションと通常オプションの違いをよく認識していないためにこのような意味不明な内容になったのだと思われます。
そもそもバイナリーオプションには「現引き」という概念はありませんから、権利行使についてあまり深く考える必要は無いのです。

原資産レートの謎

上述の内容とも若干被ることですが、ビットウィンの公式サイトには「原資産レートについて」、という不可思議な説明があります。これを引用しますと

原資産レートとは
「当該バイナリーオプション取引の対象となる「通貨ペア／銘柄」のレートです。
オプション価格を生成するための基準レートとなっています。」

とのことです。オプション価格とは通常オプションでいうプレミアムに該当する物ですが、バイナリーオプションにはこのプレミアムは存在しません。あくまでも原資産レートを直接扱います。なぜこんな説明書きがあるのか全く持って意味がわかりません。ビットウィンという業者はバイナリーオプションがそもそもなんなのかを理解していないんじゃないでしょうか。

所在地はフィリピン？

謎が謎を呼ぶビットウィンですが、その事務所所在地の動き方も謎です。発足直後はセーシェル共和国にて登記が行われましたが、その時点では日本のIP電話を示す電話番号が公式サイト上に記載してありました。しかし、ある時点を境にそれらの表記は全て消え去り、現在ではフィリピンの電話番号とメールアドレスのみとなっています。事務所機能が全てフィリピンに移ったのか、それとも一部日本国内にあるものの隠しているのかは分からない状況です。
実は、これと足並みを揃える形で、同時期に全く同じようにフィリピンへと事務所が移転したと思われる海外バイナリー業者が複数存在するのです。
何かトラブルに備えてのものなのか、今後追跡調査に力を入れたいと思います。